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解体現場から学ぶ

 2018-10-11
N邸の解体工事に入りました。

解体中の現場から 学ぶことは多いです。

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外壁はトタンです。
断熱材は入っておらず クッション材のような物が入っています。
結露止めのつもりでしょうか?

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屋根裏に断熱材はありません。

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筋交いの根元は柱ではなく、束に固定されています。
間違った施工の仕方ですが、クレームをつける人はいなかったのでしょうか?

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筋交いの固定はN90程度の釘一本だけ。
この時代は、こんな感じの家が多かったです。

全体的に筋交いの数は建築基準法の6割程度。
固定は釘だけなので 全く信用できません。

この建物の補強金物から想像すると
柱と土台と基礎の接合は とても緩いと考えられます。
熊本の震災のように 建物が浮き上がるような地震が来た場合、
柱のホゾは 間違えなく抜けてしまうでしょう。
そして、1階がつぶれて倒壊です。

当事務所では、この引き抜きの力に対抗する為、
ダイライトを採用しています。
柱と梁と土台が緊結されるので、引き抜きには強いです。
横揺れに効くだけじゃないんですよ(^^)

もう一つ、いつもチェックしている ポイントがあります。
シロアリの食害状況をチェックします。
浴室、脱衣室、便所は シロアリに食われていると思います。
取り合えす、トイレの前の廊下は 床がふわふわでした。

取り壊す家から学ぶ事は多い。
そして、そのウィークポイントを克服できれば
かなり長持ちする家が実現できます。(^^)

PS:
いつも控えめに
「今の家は 75年ぐらい全然持ちますよ!」
と説明しておりますが、もっと長く持つはずです。


カテゴリ :ひとりごと トラックバック(-) コメント(-)
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